この記事をこんな人に向けて書きました。
安全に自動車を運転したい方
教習所で習った安全に運転する方法をもう一度確認したい方
普段、事故現場を見ることはあるだろうか?私はこれまで20件は見ているだろう。他山の石として放っておくこともできるが、車を運転していてひやっとすることは誰でもあるだろう。駐車するとき、車線変更するとき、街中を運転するとき等と色々な場面で、どこにでも危険は潜んでいる。特に近年はドライブレコーダーの発達により動画投稿サイトには大きな事故の動画はたくさん上がっている。そういった動画をみることで安全意識を高めることもできそうだが、如何せん大きな事故の映像が多く、あまり実感がわきにくいし、そういう事故は相手方に避けられないような原因があったりするものだ。ここでは日ごろのちょっとした事故を防ぐようなドライビングテクニックを書いた。私は運転歴4年で走行距離はざっと6万キロ程度だが、これまでに色々なトラブルに遭遇したので、そういった体験も踏まえて書いた。
ポイント
- 乗車するとき
- 発進するとき
- 車線変更のとき
- 右左折のとき
- 駐車のとき
特殊ケース
- 後続車が異常に距離をつめてくるとき
- 後続車が悪意を持って追ってくるとき
- 山道での夜間走行
- 強い雨のとき
乗車するとき
隣の車にドアを当てないように気をつけよう。普通の引き戸なら隣の車に当たるリスクがある。ミニバンはスライドドアが多いが、これはドアが全開になるので乗り降りがしやすいことや、電動ドアで開けるのが楽だというメリットのほかに、子供がドアを開ける際に隣の車にドアを当てる心配がなくなるというのも大きなメリットとなっている。
私は実際に自分の車に隣の車のドアを当てられたことがある。ドアを当ててきた車の住人は同じ寮の住人で大学の後輩だった。面識もあったからだろうか、その車の持ち主は私の連絡先を私の友達に聞いてわざわざ連絡をくれた。聞くと謝りたいとのこと。そこではどのくらい破壊されたのか分からなかったので、実際にその傷を見るまでなんとも言えないと返してやった。会って一緒に確認したいというので、実際に見てみるとちょうど給油口のところが若干凹んだだけであった。非常に真面目な風貌の彼からの連絡だったので、隣にいたギャル風の女は何者なのだろうと思っていたが、どうやら彼女らしい。そのギャル風の女はふみましぇん、ごめんなちゃいーと言いながらマドレーヌを私に渡した。私はイラッときたが、菓子折りをもって謝罪する彼女を許すことにした。意外に真面目な風貌な男はギャル好きが多いのではないかということと、分別のあるギャルも悪くないということを考え、また彼への嫉妬心を抱きながらマドレーヌを食べた。おいしかった。
発進するとき
発進するときに特に大事なのは隣の車に当てないようにすることだ。まず自動車を真っすぐ前に出して、後輪が隣の車に当たらないだろうというところでステアリングホイール(ハンドル)をきる必要がある。特にホイールベース(ホイールとホイールの長さ)が長い車は内輪差が大きいので要注意だ。最近の流行りで、ホイールベースの長い車は多い、軽自動車でも昔のセダンと同じぐらいの長さの車もあるので、車が小さいからといって、油断は禁物だ。
私の大学時代に所属していたサークルで旅行をしたときである。サークルの旅行はロッジを借りてバーベキューをしたり、飲んだりとおお盛り上がりであった。先輩が親からセダンを借りていなければこの楽しい集まりもなかったのだろうと思うと感謝の気持ちでいっぱいだった。いざ帰ろうと先輩の前向き駐車したホンダのアコードに乗り込み、はあ、楽しかったと思いながらホッとしているときだ。悲劇は起こった。バギィィィィイイイイイという大きな音と先輩の「あーヤッテモター!!」という悲鳴に驚かされた。相手のトヨタボクシィには若干の傷がついただけだったが、先輩の車のバンパーは無残に取れていた。ホンダ車は脆いというのは本当だったようだ。当てた先輩は青ざめてオロオロしているし、もう一人は「やっちゃったなー」ゲラゲラ笑っている!そしてサークルの中で際立って容姿端麗な先輩は何と泣いているではないか!美人の泣き顔はこんなにも美しいものかと、感心しつつ、事故を起こした先輩に感謝の念を抱いていたところに相手の車の持ち主が現れた。先輩は平謝りしていて非常に情けなかった。保険を使ってしっかり賠償したらしい。こうならないためにも発進時は気をつけよう。
車線変更のとき
運転していて、毎日する動作である車線変更。教習所で教わるやり方はこうだ。
車線変更方向のミラーを見て車が来ていないことを確認→前を確認→もう一度同じミラーを見てミラーに移った車がスピードを上げていないか確認→前を見ながら車線変更
この通りに毎日やることが大切だ。
最近、高級車には運転手に見える程度の小さなライトがサイドミラーに取り付けられている。これは車線変更の際に光り、運転手に車線変更のタイミングではないことを教えてくれる。この機能が搭載される理由を考えれば、教習所でやる通りに気を付けたほうがいいと気づくはずだ。
右左折のとき
歩行者、自転車の横断に気を付けるのは当たり前だ。しかし、なにかの間違いで、轢いてしまったときのことも考えれば、教習所でやった通り20キロ以下、徐行で行くのがいいだろう。あおられていようが何だろうが関係ない。おかま(=追突事故)は0:10で相手の過失だ。
駐車のとき
駐車のとき何処を見ているだろうか。駐車の下手な人の視線を見ていると、バックミラーや隣の車をよく見ていることが多い。運転がうまい人は白線を見て駐車している人が多いそうだ。隣の車も白線の内側に停まっているかどうかを確認してから白線を見て止めれば安全かつ、一発駐車だ。これは余談だが、駐車スペースの近くに沿って車を進めて、車のスペースを少し過ぎたとこで車のない方にステアリングを切れば、非常に駐車の楽な位置に車を進められる。これも一発駐車のための重要なテクニックだ。
特殊ケース
後続車が異常に距離をつめてくるとき
前述の通り、おかまはほぼ0:10で相手の過失なので、急ブレーキを踏んで当たれば相手に弁償させることで、正義の鉄槌を食らわせることができる。ただ、これは多忙で安全を重視する現代人にとって非常に厄介なことを引き起こす。現実的な対処は追突されないくらいのブレーキをキュッと踏むことだ。車間を異常に詰めてくる人は、これは特に女性ドライバーに多いのだが、往々にして無意識に詰めてしまっている。詰まってるよ、と教えてあげれば、相手も安全運転になるので、ウィンウィンだ。私がよく使う方法である。
後続車が悪意を持って追ってくるとき
こういうわけの訳の分からない輩は意外に居る。塾のバイトの終わった夜9時ごろ。私が運転していると前の車がのろのろと運転しているのが見えた。信号が変わる直前だったので、止まるために一時的にのろのろになったのだろう。私もそれについていく形でのろのろと進んでいた。すると後ろから真っ白なアルファードが飛ばしているではないか!ルームミラーのアルファードはみるみるうちに大きくなっていく。ぶつかるっ!と思った時に大きなブレーキ音とともに止まった。こっちはバカな車もいるものだと呆れていると、なんとアルファードの中からサングラスをかけた細身の男性が一人降りてくるではないか。脳が危険信号を発するのを感じた。青になれ・・・。信号に思いが通じたのか、私の車の後ろに男がこようかというタイミングで車を発進させることができた。しかし、そのアルファードはそれからというもの、私の車との車間距離を常に1m以内にキープしてくるではないか。この距離に詰められるとさすがにブレーキは踏めない。こちとらヘッポコ軽自動車である。アルファードにおかま掘られたらひとたまりもない。細い路地を通ってもついてくる。何度か信号にあたり、そのたびにグラサンは降りてくるが、私の車にたどり着く前に私は車を発進させることができた。しかし、3Lのアルファードを0.66Lの軽自動車が降り切れるわけでもなく、追われるという状態が15分程度続いた。もう気分は警察24時の逃亡側である。頭をフル回転させて逃げる方法を考えた。コンビニに自動車を止めるふりをしてすぐにコンビニの駐車場から出た。アクセル全開で逃げた。怖え。
山道での夜間走行
ゆっくり走ろう。鹿が出てくるかもしれない。都会しか走ったことがない人は、鹿を引くなど信じられないだろうが。夜は普通に鹿が出る。私は一度山道のカーブを夜に走っているときに轢いてしまった。光る二つの球体に気づき急ブレーキを踏んだが、間に合わなかった。引いた瞬間は鹿と目があった。悲しげな眼をしていた。鹿にフキダシをつけるとしたら、「僕を引いたね・・・。」。車にひびが入っていたので見てみると鹿の毛が30本くらい挟まっていて、悲しみを強調していた。
強い雨のとき
横滑り防止装置(ESC)、トラクションコントロール(TCS)の動作確認をしたいなら絶好のチャンスだ。ただその時は本当にそれらがついているか事前確認を忘れずに。普通の人はゆっくり走ろう。特に片手運転のアホ自転車には気を付けよう。
事故を起こすと金銭的にも非常に痛い。最近の車は金属をたたいて直すなんてことはほとんどなく、パーツの交換で済ます。人気の車はパーツが安いが、それでも横2枚で20万、足回りの破損で50万、エアバッグが開いたら基本は廃車だ。任意保険を使うと等級が3つ下がる。よって保証にもよるが、対人対物無制限、人身障害など、最低限の保証でも将来にわたって合計70万程度の損失が予想されることは、実際に計算した。危険運転をすることで必ず事故を起こすと仮定すれば、安全運転をすれば儲かると言える。
キーワード
ドラテク ドラレコ
0 件のコメント :
コメントを投稿